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最強のふたり 最高の親友とは? 

最強のふたり 

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このポスターは見たことある人も多いかな?

 

予告はこんな感じ


映画『最強のふたり』予告編

 

あらすじ

パリに住む富豪フィリップはパラグライダーの事故で首から下が麻痺して車イス生活。彼の介護人を雇うための面接に訪れたのがスラム出身の移民系黒人ドリス。二人は立場も価値観も違うが生活していくなかで最高の親友となる。なんと実話がモデルになってます。

最強のみどころは?

オープニング

冒頭は高級車に乗った2人が警察に追われる緊張感のあるシーンからはじまる。明るい映画だと思っていたので、実はシリアスな映画なの?と一気に映画に引き込まれた。でも次のシーンで車内のBGMをEarth, Wind & FireのSeptemberにしてドリスが笑顔でノリはじめたときに、んん?シリアスじゃない?と驚いた。冒頭のシーンは最後につながるので要チェック!

 

価値観の違い

フィリップとドリスは富裕層と貧困層、白人と黒人、障がい者と健常者、趣味など全くといっていいほど共通点がなく価値観も違う。ドリスは高価な絵画の価値がわからず、オペラも笑い、クラシックもノレないとフィリップの誕生日会でEarth, Wind & Fire(with The Emotions)の Boogie Wonderland を流しノリノリでダンスする。でもクラシックに興味を持ってもらおうとドリスの好きそうな曲をフィリップはオーケストラに注文する。ここで自分の好きなものを好きになってもらいたいフィリップの気持ちがうかがえる。親友にこれよくない?聴いてみてよ!ってよくやるアレな感じがして微笑ましくて好きなシーン。ドリスも絵画に興味が無かったが自分でも絵を描き始めるなど互いに影響されているのが分かってくる。いい意味でお互いが影響されて仲が良くなっていくのが見ていて気持ちいい。ドリスが左耳につけているピアスをフィリップも左耳につけていて、おお!!めっちゃ仲良しじゃん!!ってうれしくなった。ドリスが家族の事情で介護を辞めてしまうとフィリップの耳からピアスが外れてたり…

 

ドリスのフラットな態度

これまでフィリップは首から下がマヒという障がい者としてみられていたが、ドリスはフィリップが障がい者であるにもかかわらずまるで健常者として接する。例えば、今までだったら車に乗るときは車いすに座ったまま乗ることができる実用的な車を使っていたがせっかく高級車があるのだからそっちのほうがいいとフィリップを助手席の乗せてドライブを楽しんだり。本来なら差別的であろう発言をばんばん言う。ハラハラするが、これって障がい者にとっては差別発言では?と思うこと自体が差別であり、健常者と同じ接し方をするほうが障がい者は望んでいるのかも知れない。こんなことを改めて思わせてくれる。まただからこそ全く価値観の違う2人が深い友情を築くことができたのだろう。ドリスの態度は参考にしたいと思える。

 

真面目な作品?

これまで障がい者と健常者、立場の違い、白人と黒人、価値観の違いなど割とセンシティブな内容を書いたが、映画自体は終始、笑いと下ネタで盛り上がりむしろコメディなんじゃないかと思うくらい明るい映画である。どんどん笑っていい作品だ。なんなら自然と笑ってしまうくらいだ。

 

  最後に伝えたいこと

『友情に身分も年齢も障害も関係ない!』

この映画を観て真っ先に思ったことは、友情に身分も年齢も障害も関係ないということだ。人とかかわるなかでこの人とは住む世界が違う、価値観が違うと無意識に壁を作ってしまうこともあるはず。私も仕事がら毎日たくさんの人と会うが一人ひとり深くかかわることはほとんどない。でも、もしかしたらこの人をもっと深く知ることができたら仲良くなれるかもと思うと、一回一回の出会いが素敵に思えるかも!と思う。こんなことを思わせてくれる素敵な映画だ。

ブログ開設

こんにちは。たけまると申します。

大好きな映画、好きなバンドを素人がただただ紹介するゆるいブログです。

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